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藁と納豆

外房のいすみ市のみどりに囲まれ、空が広々しているところにある
ブラウンズ・フィールド

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料理研究家(たぶん、主にマクロビ)の中島デコさんがされているカフェや「慈慈の邸」という宿があるところです。

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もう、かれこれ何年、ココに行きたいな~と思い続けてたのか・・・私。
外房は、むっちゃ遠いと勝手に思ってたのです。

んが、行って見ると、むっちゃ近い!
(あ、私の「近い」という感覚は、一般よりかは広範囲かも・・・^^;)

んで、何を思い立ったのか
ブラウンズ・フィールドでされている「サスティナブルスクール」っていう半年の講座に
ちょっと悩んだだけでポチっと、申し込んだ今年の初春。
(ポチッっと、行ってしまうネットの力・・・すごいっすね)

何をするスクールかと簡単に申しますと・・・
「サスティナブル」とは「持続可能な」という意味なんですね。
って、私も、今回初めて知ったんですけども・・・(英語苦手なんで・・・^^;)
持続可能な生活(食、農、住etc・・・)を、
そんながっつりではなく、でも、色々と
おいしく楽しく、学びましょ~♪ってなスクールです。

初回、何すんのかな~×2とか思ってたら・・・
手元に用意されたものは、これ↓

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ん?
なんだ、これは??

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藁編んでます。
人生初、藁編み!

んで、これ、何用かと言いますと
納豆を包む藁です!

藁に納豆菌がついてるなんて、初めて知りました・・・
あ、でも、納豆ができた昔話は、たしか、藁に大豆入れて汗かいたら発酵してた・・・って話だった気が・・・。

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これは、納豆菌がついた藁束が入ってる熱湯に
編んだ藁を入れて、さらに納豆菌を付けてます~。

あ。もちろん、無農薬の藁ですよ。
農薬かかってる藁だと、納豆がうまくできないそうです。

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で、納豆の豆も、こだわりの小黒大豆っていう、
黒豆の原種のようなものだそう。

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こんな感じで包んで、42~45度で24時間保温すると・・・

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できあがり~♪
ネバネバさ少なめ、納豆臭さゼロ!
こりゃ、納豆嫌いな人でもOKそうですよ。

ちなみに、藁で納豆作ると、納豆臭さがあんまりないんですって♪

いいな~、藁。
実家の藁・・・残しといてもらおかな・・・今年。

→次の記事に続きます~。

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クソ暑いを利用する~

我が家にはエアコンがございません。
いや、正確にはあるんですが引っ越して数ヵ月後に、あっけなく壊れました。

壊れたのを気に、エアコン使わず生活してみるべと、
夏は、扇風機だけですごしております。

で、うちの玄関、むっちゃ日が当たるんですよ。
「これ(太陽光)、もったいないやんな~?」と、昨年ぐらいから悶々と思ってまして
おし!今夏は、太陽光発電で扇風機を回すべし!と、
ミニ太陽光発電の産みの親(?)、藤野電力さんへ作りに行ってきました~(春に・・・^^;)♪

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藤野電力さんは、藤野の旧牧郷小学校内にあります。
こういう木造の学校大好きな私としては、前から、ずっと来てみたかったトコロでもありますです♪

各部屋、アーティストさんが工房として使ってたりするんですよ~♪
こんな木造のたてものの中で制作できるなんて・・・幸せすぎて、ステキそう♪

ほんでもって、夏にココで開催される『ひかり祭り』ってフェスに
もう、ずっと行きたいと思ってるんです(が、毎度、日程が合わず・・・おおぅ><)!
『エスニックファッション シーズンブック』のフェスページでもばっちり取り上げさせてもらってます♪(←宣伝)

は!
話が脱線しつつありますので、戻しませう。

そうそう。
この日は、ミニ太陽光発電を作りに来たのです。

松鳥・・・理数系大の苦手なのに・・・
小学校の時の理科で一番わけわからんかった実験は「電気の実験」・・・
いまだに、アンペアがなんだか、まったくもって、よくわかっておりません・・・
そんなレベルで、参加しちゃいましたよ!(爆)

まずは、道具一式。
じゃじゃ~ん!!

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はい。
もう、どれをどうすんのだか、ちんぷんかんぷんです。

ま、ちゃんと、説明してくださるので、その通りやればいいのですが
構造の理屈が、まるっきりわかってない・・・アタクシ(><)

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こんな風に線をつないだり
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こんなペンチっぽいのを使って
(こんな道具すら、初めて見ました・・・汗)

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外側だけ切る・・・切る・・・切・・・
って、中の銅線まで切ってまいましたよ・・・アタクシは・・・(泣)

結局、スタッフさんにやってもらいました・・・(ーー;)

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こんなん付けたり

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こんなんに繋げたり

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これは、こんなけ充電できてまっせ~ってランプの合図。
赤いランプが1個になると、「ピー!ピー!」鳴ります。
(けっこう、激しめの音なので、ちと焦ります)

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全体は、こんな感じ。
このとき、窓越しに入ってきた日光だけで、すでに発電スタートしてます!

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↑ほれ、こんな感じに♪

ってか、窓越しからの日光だけで電気ってできてまうのか!!
って、コトは、夏の日差しあてまくったら、扇風機なんて全然余裕でまわるんちゃうのん??!

自分の中で高まる「ウキウキ」♪

そして、夏真っ只中の今!
むっちゃ晴れてる日は、日中、太陽光だけで扇風機ずっと回っとります。
ついでに、スマホの充電もできちゃいます。

曇りだと、途中で切れちゃうんですけども、それなりに持ちます。

うれしい~、うれしい~♪

電気のしくみは、相変わらず、よくわかってませんが
自分が組み立てた道具で、扇風機が動いてるって、なんか愛おしい!

愛おしいせいか、扇風機の風が、
このクソ暑いのに、例年より涼しく感じます~♪
冬も何かに利用できるといいな~、太陽光。

そうそう。
ランチは、スタッフさんが地元のカフェに行くと言うので便乗させてもらっちゃいました♪

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Shu』さん。

なんと、ランチに地産のシシシチューが!!
「地産地消」「狩猟」系にも、弱い私は、迷わず「シシシチュウー」♪

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おいしゅうございました♪

 

 

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ちくちく、ぬいぬい、たゆたゆのにちにち

今年は、なんだか、今まで仕事用本優先で
読みたいけど読んでなかった本をいっきに読んでる感じです(^^;)

で、コチラもハマってるのです。

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早川ユミさん♪
高知の山の方の集落に住んでおられる布作家さんです。

ユミさんの作るお洋服は
麻布にアジア圏の民族系の布が散りばめられていて
エスニック好きとして、むっちゃテンションあがるデザインなんです♪
(ユミさんのHPのworks のページ参照~♪)

「くらしがしごと、しごとがくらし」というユミさん。
タイの少数民族の村を訪ねた話や、高知での自給自足なくらしのお話が
ふわふわと詰まった本。

ユミさんの文章は、固い話もとてもふわふわと心地いい流れで
「あ~、私も、できるかも」って、なんか思わせてくれるんです。

で、
また、私のクセが発動です。

「ハマった人には、直接会いたい!!」

ってなわけで
早々にユミさんのWSに行ってきちゃいました♪
(あ。初夏の頃の話ですが・・・^^;)

WSは、麻の服をちくちくぬいぬいするという
裁縫が苦手な私には、とっても難関なんですが・・・(汗)
家庭科の授業で、私が縫うとミシン壊れるわ・・・
ほとんど、先生かおかんに縫ってもらってた人ですよ・・・私(ーー;)
でも、ユミさんに会える機会なんだし、縫えなくてもいいや~と、思い切りました(自分的に)。

WSの場所もこりゃまたステキな
小田原のギャラリー『うつわ 菜の花』さん。

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古民家で、手前がギャラリーで奥に小さな畳の間があるんです。
↓こんな感じに♪

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ス・・・ステキや!!

そんで、ユミさんも本のまんま
ふわふわ~って感じで・・・ステキすぎてドキドキ♪

そして、目の前に麻布と赤と蒼の刺繡糸が・・・
違う意味で、ドキドキ・・・(汗)

「いろいろお話しながら縫いましょ」と、ユミさん。

ひゃ~~~!
裁縫苦手なんで、そんな話す余裕ない気がする・・・私><

でも、やってみるとできるもんですね♪
けっこう縫い目はえがんだけど、話しながら縫い物できちゃいました♪
わ~い♪
わ~い♪

人それぞれに縫い方があっていいのよ・・・的なコトをユミさんがおしゃてったので
いいのだ、いいのだ・・・と、自分に言い聞かせましたけど(^^;)

で、完成したのがコチラ↓

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せっかく作ったので・・と、
この夏、部屋着として着まくってたんですが
これが、すんごくいい!!

夏に麻布の服は涼しくていいよ~とは聞いてましたが
ほんまに、いい!!

綿だと、汗吸って、しけしけずっしりしてきちゃうけれど
麻は汗吸ってくれるんだけど、常に肌触りは、さらさら~♪

あ。
うち、クーラーないので、部屋にいるとむっちゃ汗かくんです~。
なので、余計に、麻の良さを認識!

こ、これは、もう1着欲しい!!と、
先日、とうとう麻布買ってまいました。
夏終わるまでに縫えたらいいな~(希望)。

そして、いつか、ユミさんの住んでおられる村にも行ってみたいな~、なんて(^^)♪

そうそう。
ユミさんのWSに行ったら、
拙著『ちょこ旅』を、すんげ~読んでくだすってる箱根のNARAYA CAFEさんが親子で来てはって、
偶然の再会にびっくり!

んで、『ちょこ旅瀬戸内』読んでくださってる方もおられたり
『エスニックファッション シーズンブック』のネットの方のストスナに登場してくだすっている
Charkhafeの方がおられたり・・・!
(Charkhafeさん、まだ、遊びに行けてなくて、ごめんなさ~い><必ず、参りますので~!)

色々な繋がりにも、びっくり&感謝な時間でした♪

 

 

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若杉ばぁちゃん 野草WS@ブラウンズフィールド

今年ハマってる本のひとつ。
若杉ばぁちゃん

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野草の良さや
陰陽の原理を使った「食養」を広めてらっしゃる方。
(・・・かなり、要約しすぎてますが・・・^^;)

読んだ時に「あれ??」って思ったんですよ。
「これ、うちのおばあちゃんがやってたコトと同じやん!?」と。

ツクシや、フキノトウ食べたり、
ヨモギで止血したり・・・

それらにプラスして
若杉ばぁちゃんの本には「あれ?これも食べられるの?」っていう野草がいっぱい載ってる。

昔から「出て行くお金が少なければ、働きまくって(心身壊して)稼ぐ必要もないんちゃう?」という考えも、ちょいとあって、
「おお~!そしたら、野草食べるのっていい気がする!」と、若杉ばぁちゃんの思惑とは違ったトコロから(汗)若杉ばぁちゃんにハマりました(笑)

で、ハマるとご本人に会いたくなるんですね、私。

「会いたいな~」と、思ってたら、
なんと、ブラウンズフィールドで若杉ばぁちゃんのWS開催という情報が!!

ブラウンズフィールドはマクロビ界で知らない人はいない中島デコさんがカフェやら宿やらやってらっしゃるトコロ。
デコさんにも、いつかお会いしてみたいと思ってたのもあり、
会いたい人に一度に会えてしまうって・・・そりゃ、行くべし!ですよ!

そんなわけで、参加した1泊2日のWSの様子をば!
(3月中旬のお話です~^^;)

まずは、ブラウンズフィールド周辺の野草探し。

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↑みんなで、ノカンゾウ採ってます。
ばぁちゃんいはく、これ食べると良く寝れるよと。
春は、根っこに近い部分を食べて、初夏にはつぼみを食べるんだって。
で、つぼみが開いたら食べてはいけないそう。

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↑これは、ユキノシタ。
中耳炎に効くんだってさ!

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↑こっちは、ハコベ。
授乳中のお母さんのおっぱい出すのに良いらしい。
ほんでもって、ハコベの灰と焼き塩を混ぜたもんで歯茎マッサージすると、歯周病とかに効くんだって。
ハコベなんて、あちこちに生えてるやんな~。すげ~。

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↑こちらは、ノビル。
お恥ずかしながら、今回、はじめて知りました、この野草。
若杉ばぁちゃん、ノビル大好きらしく、見つけてはダッシュして採ってはりました♪
ダッシュする姿が、本当にうれしくてたまらないって感じで、すんごいかわいかった(●^^●)♪

ノビルは、一般的に、根っこの白い丸い部分を食べるコトが多いそうだけど、
ばぁちゃんは、野草は根っこからは抜かないんだって。
来春もちゃんと生えてきてくれるように♪

 

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↑コチラは、みなさんおなじみフキノトウ。

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中央、若杉ばぁちゃんの手♪
着てはる藍染の作業着も、味があって、すんごいステキでした~♪
やっぱり、天然の染めものって、ええわ~♪

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ひとりあたり、こんなけどっちゃり採れました~♪

採ってきたものを、種類ごとにわけます~。
野草によって、アク抜きの仕方がちがったりするのです~。

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↑手前はカラスノエンドウ!
子供の時に、みんさん、これでよく遊んだでしょう?
シビシビとかシーピピとか、うちの実家周辺では言うてました。
これも、食べれるなんて、びっくり!!

え~、
1種類づつアク抜き方法とかレシピとか書いてみたい気もするのですが
やたらめったら長くなりそうなので、あえて割愛(←ええ!!??)
下記、ダイジェストで、どうぞ~。

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こちら、ヨモギ入りほうとう。
生地を寝かしてるトコロです~。
粉は南部地粉。中力・準強力粉なので、もっちもちです♪

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春の野草の大代表!ツクシの佃煮。
そうそう。ツクシは頭のトコロが固くて緑色のを採るとゲルマニウムがたっぷりなんですって~。
そんで、ツクシは佃煮以外あんまりイメージがなかったのだけど、
乾燥させてふりかけにすると、いいんですって~。
(来年、やってみよ~♪)

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これは、シビシビことカラスノエンドウの菜飯!
すごい、すごい!
子供の頃から、毎年シビシビが生るのを楽しみにしてたので、
シビシビの葉っぱがごはんになるなんて~、大感激!

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ヨモギ入り自然薯揚げ!
ふっわふわですよ~。
自然薯、すごいわ~。
今回の自然薯は若杉ばぁちゃんの娘さんで、今回のお料理担当のノリカさんが持参された
淡路島産の自然薯。
淡路島って、自然薯も採れるのか!?そこにも、感激!

で、完成した晩ごはんが、コチラ。
じゃじゃ~ん!!

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ノカンゾウの白和え
タンポポの葉サラダ
ヨモギのゴマ豆腐
カラスノエンドウの菜飯
ヨモギのほうとう(天然三つ葉入り)
ヨモギ入り自然薯揚げ
ノビルのぬた
つくしの佃煮
大根ステーキ+ノビルの味噌和え

おいしすぎて、ペロリとてべてしまい
ほうとうにいたっては、おかわりまでしてしまいました・・・(^^;)

ちなみに、朝ごはんも野草づくし♪

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カラスノエンドウの味噌汁
ツクシの煮物
セリの磯辺和え
アサツキの和え物
ヨモギ入り自然薯
フキ味噌
梅干

若杉ばぁちゃんいはく、
今回は、WSだから、野草をこんなにいっきに食べるけど
本来は、こんなに野草をいっきに食べないのだそう。
野草はパワーがすごいので、1~2種類を少しで良いんだって。

ほほほ~!
ほな、実家で作ってる米と、
実家周辺に生えてる野草だけでも、ちゃんと生きていけるやんね!
と、またしても、ばあちゃんの思惑とは、たぶん、違うであろう部分に反応してしまう、私(^^;)

でも、ばあちゃんと娘のノリカさんのお話でも
本には一切書いてなかったコトがあって驚いた。

参加者の中に食養をきちんとやってるお母さんがおられて
「子どもが給食食べて帰ってきたら、いつも吐いてしまうんです・・・」と相談されて
それに対するばあちゃんとノリカさんのお答えは

「こうしなきゃ!と、思いすぎないコト。
家での食事がきちんと(食養に)できてたらok!
皆で楽しく食事が出来る。コレが一番!」

あれれ???
本だと、けっこう、「あれダメ、これダメ」が多い印象で
きっちりと厳しい方なのかと思っていたから、
良い意味でのゆるさに、ちょっとビックリしつつも、気が楽になった。
食養、ちょっとかじってみようかな~と思ったのでした♪

んで、このWS後から道端歩いてても
「あ!これ、食える野草!」と、むっちゃ下向いて探すようになりました(笑)
見分け辛い野草をちゃんと覚えられたらいいな~。
(田舎育ちのクセに全然知らない・・・汗)

中島デコさんのブラウンズフィールドに関しては、
また、今度、じっくり(?)書きたいと思います~♪

 

 

 

 

 

 

 

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『タネが危ない』

『タネが危ない』(日本経済新聞出版社)
いや~~~~
すごいの読んでしまったって言うのが
読み終わった直後の感想。

今、八百屋やスーパーに並んでる野菜のほとんどが
種子を残せない品種がほとんどだって、知ってました?

そして、そんな野菜を食べてるわたしたち人間も
子孫を残せない状態になってるんですよう・・・
種苗業界、恐ろしい!!

著者の野口勲さんの経営されている野口種苗さんでは、
ちゃんと種を残す固定種の種を扱っておられますのです。
「個人個人の家庭菜園で、固定種の種を残して行くようにしないと」とおしゃってました。
(あ。ついつい、読んだ感動の勢いで講演会まで行ってしまいましたんです、私^^;)

で、この野口さん。
なんと、若かりし時のお仕事は
あの手塚治先生の『火の鳥』の担当編集者(たしか、初代だった気が・・・)さんなのですよ!

だから、本の中でも
いかに、手塚先生が、そういう種のコトとかを見据えて漫画をい描いていたかというコトも
書かれているわけですよ。

もう、
「ひゃ~~~!ひゃ~~~!」しか、声出ませんでした。
手塚先生の未来を見る目がすごすぎて。
今、こんなの描ける人、漫画業界にいてるんだろうか???
(最近、漫画を読んでないので、いはるかも・・・^^;)

話は『タネが危ない』に戻りまして・・・
読み進めるうちに
ちゃんとした種が残せないF1(一代雑種)というものの作り方のページになりました。

つぼみの時に、つぼみを無理やり人工的に開き
おしべをとって、めしべだけにして
別のところから持ってきた花粉を付ける・・・っぽいコトが書いてある。

ん?
んんん~~~???!!!
私、これ、やったコトある。

高校の時にバイトしてた、某タ●イさんの農場で!!
(タ●イさんは大手種苗会社さんです)

って、コトは、私は知らず知らずのうちに
F1種を作ってたってコト???

大大大ショック・・・

バイトなので、作業の「方法」しか説明されないわけですよ。
で、おこづかい欲しい高校生なので、
なんで、そんなコトをするのか、特に聞くわけでもないんですよ。
言われたとおりのコトを、バイト時間内でやるだけ。
なので、自分のやってるコトがどういうコトだったのかなんて知らず
20年ほどたった今頃知ってしまったわけですよ~~~

疑問を持たないって
知らないって
なんて、怖いんだろう・・・って
今更ながらに思ってしまいましたです。

そうそう。
先日行って来た、トカラ列島の小宝島では
島のおばあちゃんが、ほとんどすべて、固定種の種を取り続けておられました。

麦、大根、人参、カボチャ、キャベツ、島らっきょう、島ニンニク(臭くないのです)、島きゅうり(超ジャンボ!)などなど。

「この間知り合った中之島の人が、島きゅうりの種欲しいって言ってたからあげたのよ~」と
麦をゴザに叩きつけながら(=手作業の脱穀)話してくれました。

小宝島は、トカラ列島の中でも、
着岸がなかなか難しい島。
島内に売店は1軒もない。
そもそも、週2便のフェリーが欠航になってしまったら何もモノが入って来ない。

交通的には不便極まりない島だけど
不便なトコロだからこそ
人に必要なものが、ちゃんとなくならずに残っているんだろうな~と、
おばあちゃんの麦作業を、見ながら思いましたです。

なくしちゃいけないものを便利さと交換になくしちゃいかんですね。